敗戦の理由

東京MCショーのBSブースでは各メーカーの
ライダーを一名ずつ呼んで話を聞くトークショー
行われましたが、津田選手に関しては
タイヤの話は一切なく(笑)去年の全日本の最終戦
戦いぶりに終始しました。

終戦を迎えるまで津田選手はポイントリーダーでしたが
この最終戦の2レースで結果が残せず逆転で
ハルクプロの高橋選手がタイトルを獲得しました。
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まず、津田選手によるとそもそも開幕前のテストが始まった時期
が遅かったそうです。
まあ、この辺はスズキからヨシムラに車体が渡された時期が遅く
レース車両の完成が遅れたことが想像されるところ。
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そのためテスト不足でシーズンに突入、それでも
開幕戦の2&4では表彰台に上ってますけど
これはヤマハの2人の自滅とそもそもの車体のポテンシャルが
高い部分に助けられた模様。

去年はそもそも車体開発のシーズンという意味で車体の
仕様は固定で、スイングアームもずっと同じものを使っていたそう。
つまり開幕前のテスト不足の状態をずっと引きずってシーズンを
戦っていたとのこと。

そして半年戦って、鈴鹿の最終戦に帰ってきてみたら
ライバルが半年分の進化を遂げていたのに対して
ヨシムラは開幕の時点から、全く進化できていなかった。
これはシーズン中もほとんどテストしてない面も響いたと思います。
さらに問題点が出ても、なにが原因かわからない。
だから問題が解決できないという問題も抱えていたとのこと。

それが最終戦でのタイム差に表れていたそうですね。
鈴鹿の2&4はセミ耐久ですから、目標とするラップは8秒台
対して最終戦 MFJ-GPはスプリントですから目標は6秒台。

去年のGSX-Rは8秒台は出せるけど、6秒台は無理
というポテンシャルだったそう。
それが最終戦の惨敗に繋がったとのこと。
ある意味、想定できた不振だったと言えるか。

この反省から今年は既に始動していて、
今年のマシンは新しいスイングアームをいれていて
今年のタイヤとのマッチングがよく非常に好感触なようですね。

これは去年よりいい走りを見せてくれそうな予感です。

と共に、この話を引き出してくれた宮城光さんに感謝です。