ただ走らせるだけでなく

ヤマハとの決別を表明したテック3ですが、
これはヤマハに切られたというより
テック3がヤマハを見限ったと見た方が良さそうです。

つまり、それだけ好条件のオファーがKTMからあったと。
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それで思い出したのが、ギー・クーロンがMOTO2参戦の時に
何故参戦するのか?と問われた時にMOTOGPでは
ヤマハからマシンを供給されるけど、電子制御は一切
触ることが許されず、チームスタッフはマシンのそれ以外の
部分のセッティングをして、走らせるだけしか出来ない。
つまり、車体に関して色々アイデアがあって、やりたいことも
あるけど、それは一切、叶わない。だからMOTO2でやりたいことを
やるんだって言ってたんですよね。

つまり、ヤマハにとってテック3ってのはマシンを供給させて
走らせるだけのチームであって、それ以上の存在にはなりえない。
特に今季はザルコという優秀なライダーを抱えていて
ポンさんも、あわよくば、ホンダやドゥカティのように
3台目のファクトリーマシン供給みたいなことも想像していたのかも
知れないけど、結果はご存知の通り型落ちのマシンを渡されただけ。
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となると、KTMがファクトリーマシンを供給するだけでなく
一緒に開発も進めて欲しいとオファーしたとしたら
レースのリザルト以外の部分でテック3がこちらの条件を
飲むことは十分に考えられるところだと思います。

もちろん、リザルトを求めるのなら、現状では型落ちのヤマハ
マシンを走らせた方が結果は残るのは目に見えていることですが
それだけじゃない部分という所ですね。