選択と集中
ご存知の方も多いかと思いますが
スズキがモトクロス世界選手権と全日本選手権の
ワークス活動を休止すると発表しました。
撤退ではなく休止ですから、しばらくしたら復活する
という含みは持たせているものの、残念な発表でしたね。
と同時にスズキの報告にも触れているように
限られた資金と人材、つまりリソースの選択と集中を
行ったということか。
となると、ちょっと不安になるのは、スーパーバイクの活動なんですよね。
というのも今年、スズキはスーパーバイクレーサーの
開発を久々に復活させていて、その任をヨシムラに任せているのは周知の事実。
ですから、今年、ヨシムラは2台体制なんですよね。
ヨシムラの資金、人材的には全日本は1台体制がやっとで
2台体制を敷ける場合は、スズキ本体のかなり強力なサポートが
あったと見たほうが妥当です。
ですから契約も津田君はスズキのライダーで濱原君はヨシムラの
ライダー。これは今年のモーターサイクルショーで吉村社長も
言っていること。
で、今年は全日本の場でマシン開発を行いそれをAMAであり
BSBでありに送り込んでいて、見事AMAではタイトルを獲得した
わけですが・・・。
今のところ、わかっている範囲だと来季、WSBには
ファクトリー体制では参戦しない模様で
それでは話が違うということで、シルヴァン・ギュントーリは
スズキのスーパーバイクからは離脱。
WSBの方はカワサキで走る事になるようです。
となると、スズキのWSB活動が宙ぶらりんになりそうなんですよね。
そうなると、来季、ヨシムラ・スズキが2台体制で
フル参戦という形が難しくなる可能性も。
1台はフル参戦で1台はスポット参戦とかね。
とにかく、今のスズキはGPの方があれだけに
リソースの選択と集中をしないといけないのは
間違いない状況。
考えたくないけど、休止の話だって全く予想してなかっただけに
心の準備は必要か・・・・・。