異次元のハンドリング

スズキのブースにて新型のお話を
聞いてきました。
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お話をうかがった方は開発にも携わった方だそうで
フィリップアイランドで行われたメディア向けの試乗会にも
同行して、フィリップアイランドを走ってきたそうです。

このフレームのキモはステアリングヘッドと
スイングアームピボットの両鋳造品に挟まれた
細いメインフレームの部分で、ここだけプレス品に
蓋を溶接しているとのこと。
ここの剛性をグンと落とすことでまるでパイプフレームのような
剛性を実現していて、ハンドリングの重たさが嘘のように
消えているそうです。(旧型に比べて)
寝し込みが嘘のように軽いそうですね。
高速コーナーでも軽く寝かせていくようです。
例えて言えば、ドゥカティの1098みたいな感じだそう。
これは津田君もどうやら感じ取っているようで、この辺は
GSX-RRのDNAがかなり色濃く反映されているようです。
シケインの切り返しとかS字の切り返しで威力を
発揮するんちゃうかな。
出来立てのマシンで鈴鹿で6秒台出ているそうですから。

優秀なマシンがそうであるように、このニューGSX-R
理想とするハンドリングのフレームがまずありきで
そこに収まるエンジンっていう設計思想で作っているよう。
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このディメンションを決めるために、JSBでヨシムラが
色々試したディメンションデータとGSX-RRの設計思想を
合わせ込んで理想とするディメンションをはじき出しているそうです。

私も跨ってきましたけど、もはや600か?ってくらい
シート部分が細くて足つきがいいです。

これもディメンションの話になるけど、ヤマハのR1が
とにかくライダーを高いところに乗せようとするディメンションなのに
対して、GSX-Rは明らかに方向性が違いますよね。
ステアリングヘッドとシート座面、スイングアームピボットを
結び三角形の形が全然違うかと。
同じ直4のマシンだけど、メーカーの思想がこうも
違うのかと関心することしきりです。