マニエッティの洗礼
カタールテストではニューエンジンを
試したKTMですが、結果的に採用は見送りとなりました。
とにかくワークス活動初年度となる
KTMですが、マニエッティの共通ソフトに
四苦八苦していて、エンジンの性能をちゃんと発揮できていない
ようですね。
そんな状況だからニューエンジンを投入しても
その性能をタイムに結びつけるレベルまで
ソフト側のセッティングが出来ないから見送ったって
状況のようです。
この辺はやはり、そもそもMOTOGPクラスでのレース活動が
皆無のチーム、メーカーだけに初めてのイタリアンソフトは
勝手が違うってことでしょうか。
去年のホンダやスズキの関係者の話を聞いてみると
とにかくマニエッティから供給されるソフトは
完成品というよりは各々のパラメーターが存在する
素材の状態で、それらをどう組み合わせて調理して
ひとつの料理にするかってのが各チーム、メーカーの仕事みたい。
KTMは今年一年間はそのソフトの使い方を習熟しないと
マシンの性能をちゃんと引き出せないってことになりそう。