オンザレール

昨日の座談会でも今年の候補に
挙げられていたペドロサですが、ここまでのテストでは
ペースが上がってきてませんね。
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座談会だかで宮城さんかが言っていたと思うけど
ペドロサのマシンは普通の力ではステアリングが
切れないくらい、ステアリングダンパーをカッチカチに
セッティングされているそう。

つまり、マルケスが「ライダーが曲げる」スタイルだとすれば
ペドロサは「マシンが曲がる」スタイル。
マルケスがマシンを自在にコントロールしやすい方向に
セッティングするとすれば、ペドロサはマシンが思ったように
曲がってくれるセッティングを好むタイプ。
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そういう意味では今年はフロントタイヤが17インチ化され
最低重量が1kg減って、燃料が2リットル増えたという
種々の変更が積み重なったことで、去年終盤、高次元で決まっていた
セッティングをもう一度、積み直さないとならない状態。
バラストの搭載量も位置も変わっているでしょう。
加えて、今年は予測型TCSが搭載されてませんから
アクセルを開けていった時のマシンの旋回力が彼の思ったようには
なってないんでしょうね。

多分、セッティングがツボに入った2,3戦で勝つくらいな予感。
今年も苦しいシーズンになりそうだな。

クラッチロウが調子がいいってのは、彼はそこまで
突き詰めたセッティングが必要ないスタイルなんでしょうかね。
彼はキャリアでも様々なマシンで結果を残してますから。