それは意図的か、結果的か
今回のレース、マルケスは
フロントにミディアムをチョイスしていたんですよね。
他のトップグループがなべてフロントに
ハードをチョイスする中、唯一柔らかいミディアムを
チョイスして、最後までタイヤが持ったというところに
ちょっと色々と思うところがありますね。
確かオースチンでもフロントにミディアムを履いていたはず。
というのも元々RC213Vはフロントブレーキディスクも
ほとんど340mmは使わず、320mmにカバーを被せるくらい
フロントの負担が軽いマシンでしたけど
今年からクランクが逆回転になって、この傾向に拍車が
かかっているのかな?
だから柔らかいフロントタイヤでも消耗せずに走りきることが出来る。
逆にいうと、マルケスみたいにフロントでカウンターをあてて
リヤブレーキで止まるみたいなダートトラックスタイルに
特化しているというか。
オーソドックスにフロントタイヤの制動力で止まろうとする
ペドロサやクラッチロウが上手く走れないのはそういう理由かなとか
想像しましたね。
逆にいえば、ある程度柔らかいタイヤでフロント側のグリップを
引き出すタイヤじゃないと、ハードとかだと前後のバランスが
取れないバイクなのかも知れません。
それでもペドロサやクラッチロウくらいに経験のある
ライダーなら、なんとか走らせるけど、経験のない
ミラーやラバットじゃ、まともに走らないのかも・・・。