体格制限

ヘレステストは終了してますが
今年からドゥカティに移籍したレディングは
好調そうですね。
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個人的に思うのは、ドゥカティのデスモセディッチは
ロリス・バズやレディングのような長身ライダーでも
優しいポジションのバイクって感がありますね。
エースの2人、ドヴィとイアンノーネが長身っていうのも
影響しているのかも知れませんが。
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かつて、ロリス・バズがその長身からアスパー入りを
拒否されたというようにRC213Vはマスの集中化を押し進めた結果
マシンが非常にコンパクトになりすぎて、乗り手の
体格を選ぶバイクって印象がありますね。
155~170の間って感じですかね。

もちろん、MOTOGPマシンはオーダーメイドに近いですから
ハンドルまわり、ステップ、タンクパッド、シートカウルは
ライダーの体格に合わせてチョイスできます。
しかし、基本骨格であるフレームは変更できませんから
調整したとしても限度があります。

ライダーの体型が窮屈だとステップとかハンドルとかに適切な
タイミングで適切な荷重がかけられず、ライディングに大きな支障が出ます。
立ち上がりでステップ、シートに荷重をかけたいのに
上手くバランスが取れないとなれば、本来のライディングは出来ないというもの。

その点、ドゥカティのデスモセディッチは彼ら長身ライダーにとって
普通に乗れるポジションのマシンってことなんじゃないでしょうか。
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実際、私もGPとかで展示されているGPマシンに色々跨ってますが
RC213Vのマルケス仕様は違和感バリバリでしたね。
シートの座面が高くって横幅があるし、ハンドルに対して
シートが高いので、まるでガマガエルになったような姿勢で
体が勝手に前に押し出される形。
GSX-RRではこういう感じにならないし、同じRC系でも
ペドロサやニッキーとは全然ポジションが違いましたね。
ニッキーのRC212Vは本当に普通のバイクって感じだったのが
印象的。