イコール待遇

今シーズン結果的にマルケス
圧倒的な成績を残して連覇を
成し遂げたわけですが、ことホンダのワークス
レプソル・ホンダの2人に関しては待遇の差は
ほとんど無いんですよね。
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これは今のマルケス、ペドロサ時代に限ったことではなく
ストーナー、ペドロサ時代もペドロサ、ドヴィ時代も一緒。
 
今シーズンでいえば、2人の好みで剛性違いのフレームを
両者使っているし、ステアリングヘッドも剛性違い。
カウルもそれぞれの体格に合わせて形状が違うし
メーターまでも違うもの(ペドロサはアナログメーター)
だから、チーム内的にはイコールの扱いだと思います。
剛性違いのフレームも両者テストして、好みの方を
チョイスしたということでしょうし。
 
そういう意味ではヤマハワークスはちょっと違っていて
ここは明確にロレンツォがナンバーワンで、ロッシはセカンド。
シーズン中盤に新型エキゾーストが投入された時も
3セットの内、2セットがロレンツォ、1セットがロッシという
配分でした。
これは契約の時点でロッシも納得していたみたいですね。
 
ですから、今季、結果こそ圧倒的なものを残したマルケスですけど
ホンダがマルケススペシャルのマシンを作ったというより
彼のフレームなり、ステアリングヘッドなりのチョイスが
彼の乗り方に合っていて、彼はそれを乗りこなした。
ペドロサも自分の好みのパーツをチョイスしたけど
成績に結び付けられなかった。
それだけのことのように思います。
 
HRCの中本さんがコメントしていますが、
元々ホンダはある特定のライダーに絞り込んだ
マシン作りというのはしていない。
だから、○○スペシャルという言い方は心外だ。
ということみたいですね。