2016年のリハーサルも兼ねている?

今シーズンの序盤こそKTM
先行されましたが、そこはホンダ、
シーズン中盤からにかけて新しいタマを
投入して、戦闘力をアップ、今ではKTM
凌駕するに至りました。
イメージ 1
トーチュウの遠藤さんによると、
NSF250RWのエンジンは丁度、RC213Vの1000cc4気筒の
技術を生かした250cc1気筒だそうで、
そのために、エンジンのポテンシャルはあるけど、
シーズン前までに煮詰めが足りなかったため、
シーズンを戦いながら次々と新しいタマを投入することになったとか。
 
特にMOTO3は最高回転数が1万3500回転と
上限が決まっており、MOTOGPよりもかなり低いところに
ピークを持ってこないとならないそうですね。
その対応として、エキゾースト側で中低速の過度特性を
スムーズに出るよう対応しているとのこと。
 
この辺、MOTO3は共通ECUを使っているので
ソフト側のチューニングが出来ません。
そうなると結果的にハード面での対応が必要になってくるわけで
この辺は、2016年からMOTOGPに採用される共通ECUでも
同じような対応が必要になってくるかも知れませんね。
 
ここ最近のGPマシンは車体面のネガも電子制御で
ある程度解消してましたが、これからはそれが出来なくなって
本来の車体改良で対応するっていう昔ながらの手法に戻るか。