ドゥカティ病

これ、ヤマハのMS開発部長の辻さんが
言っていた話です。
鈴鹿8耐のBSブースのトークショーにて)
 
昨年、ロッシがヤマハに復帰して思ったような
走りができなかったが、今年は良くなっている。
その要因は?との問いかけについて。
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長いことドゥカティというブレーキングに
問題のあるマシンに乗ってきたことで
ハードブレーキングに対するライダーの感覚が
失われ、彼本来の鋭いブレーキが出来なくなっていた。
それをドゥカティ病と表現していました。
今年はその点がだいぶ改善されてきたのが復活の要因。
 
ただ、それだけではなく、やはりというか、
ヤマハのマシンはコーナーリングスピードを上げて
タイムを短縮するロレンツォに合わせて
マシンを開発しているため、ブレーキングの点でホンダに対して
遅れているとのこと。
 
特に2012年から2013年にかけて、ホンダがこの点で
大きく進歩したため、結果的にその差は大きくなった。
今年はその差を縮めるように努力している。
 
また、2012年にヤマハで走っていたベン・スピーズも
ハードブレーキングを多用するライダーだっため
ロレンツォ向きに作られたマシンは相性が良くなかったよう。
そう考えるとハードブレーキングに向いていない
プラマックドゥカティに彼が移籍したのは間違いだったか。