私的レプソル・ホンダ ⑥

前年、99年こそクリビエがタイトルを
獲ったものの、もはやホンダにはアドバンテージが
無いことが明白となった2000年シーズンは
群雄割拠、実力拮抗のシーズンとなりました。
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↑この年だけ、レプソルYPFなんですね。
ちなみにこの写真だとフロントフォークが
オーソドックスなタイプですけど、この頃から
ラジアルフィッティングのキャリパーが普及しました。
 
この年、勝ったライダーを挙げても
スズキのケニーJr、ヤマハがマッコイ、ビアッジ、ノリック
ホンダがクリビエ、ロッシ、バロス、カピロッシ
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なんと、8名にも及びます。
 
結果的にケニーJrが安定性を見せて
タイトルを獲得しました。
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ゼッケン1を背負って挑んだクリビエは
フランスGPでノリックを逆転して1勝するのがやっと。
手首の怪我の後遺症もありますが、
マシンのアドバンテージがない状態では
ライダーとしてのアドバンテージは無かったように思います。
元々戦術とかを駆使するライダーでは無かったですからね。
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それ以上に重傷だったのが、そのクリビエと
前年タイトルを争った岡田さんで、この年は全く調子を
崩してしまって、本来の粘りある走りもキレも影を潜め
結果的にGPのシートを失うことになってしまいました。
岡田さんって大崩しないイメージがあっただけに
これは本当に意外というか、何故?って今でも思います。
翌年はWSBに行ってしまうことになって、そのWSBでもイマイチで
結果的に一線から退くことになってしまいました。
 
この年、一番印象に残っているのはノリックかなぁ。
(日本GP)
ノリックって結局、3勝しかしていないんだけど
どれも凄くドラマチックな勝利なんだよな。
それだけ華のあるライダーだったってことですね。