改革に向けて

技術部門のトップであるジジ・ダリーニャを
引き抜いた件に触れましたが
ドゥカティのレース部門のトップ
ゴブマイヤーは我々が行うのは改善ではなく、改革だ
と発言しています。
 
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ドゥカティのデスモセディッチはフレームこそ
パイプフレームからカーボンモノコック
アルミモノコック、さらにアルミフレームと変更されていますが、
エンジンのVバンクは90度固定で重量配分
という意味ではほとんどデビュー以来変更されていません。
 
これはロッシが初めてアルミフレームモデルに乗ったときも
触れていますが、重量配分は変えていないそうですね。
 
今シーズンも地道な改良が継続されているものの
大きな改善が見られないのは、結局、エンジンのバンク角から来る
重量配分という心臓部に決定的な改造が成されないからではないかと。
 
とすれば、ジジの起用はアプリリアで狭角バンクエンジンを
成功させた彼の手腕に期待しているのかも。
 
となると、来季、登場するドゥカティは根本的な部分にメスを
入れた全く新しいマシンに生まれ変わるかも知れないですね。
 
まあ、ホンダは同じ90度バンクで成功してますけど
そもそも同じ90度でもエンジン自体の重量配分が
違えば、それは全体の重量配分が違って当然かと。