答え合わせ色々

開幕戦カタールの予選が終了しました。

 

この段階でこの冬に各メーカーが取り組んできた

それぞれの宿題に対する回答が見えてきましたね。

 

まず、一番点数が高いのはスズキでしょう。

これまでのウィークポイントであったトップスピードを

見事に改善、しかも中低速のパワーデリバリーを

犠牲にすることなくですから、ハンドリングの柔軟性も

保ったまま底上げに成功。さすが去年からずっと取り組んできた

だけにいいモノが出来上がってきましたね。

 

次はホンダかな?

このメーカーは変える時は大きく変えないと

変化がわからないが一種の社是みたいなもんですが、

大きく変えた場合、なかなかストライクゾーンに入れにくい

ものだけど、きっちりとまとめ上げてきたのは大きいと思います。

去年までのピーキーなキャラクターが薄まって、

実にフレンドリーなマシンになった感じですね。

反面大きく変えすぎて、ライダーがまだ乗り方を試行錯誤中で

特にサテライトのLCRの2人は苦戦中ですね。

4人全員が結果を残すのは難しく、やはりマルクの乗りこなし力の

高さが結果を出しそうです。

 

続いてはドゥカティですか・・・。

今年のタイトル大本命と思われましたが、ここに来て

歯車が微妙に狂いだしたように見えますね。

もちろん、結果を出せば全く問題は無いと思いますが

今の状況は少なからず現場が困惑しているように思います。

ですから早い段階での結果が必要ですね。

旧型のエネアが活躍するようだとヤバイです。

ペッコが活躍するのが一番理想的。

個人的にはワークスが一個前のバージョンのエンジンを投入したのは

ファインプレイだったと思います。

 

アプリリアはやはり会社の規模の関係か一歩一歩の

歩幅がそれほど大きくないので、他メーカーも開発が

解禁されると、去年と立ち位置は変わってないですね。

むしろ、よくこの位置で踏みとどまったかなと。

シーズン中の開発はあまり期待できそうにない。

ビニャーレスが思った以上に苦戦模様なのが気がかり。

 

ヤマハはーーーーこれも社是みたいなもんで、毎年ちょびっとずつしか

進歩しないんですけど、今年は他メーカーのステップアップが

大きくって相対的に下がってしまったという感じ。

こればっかりは相手の居ることだから蓋を開けてみないと

わからなかった部分ではありますね。

今年もライダー頼みのシーズンになりそうで

ストレス半端ない感じはしますね。

ファビオがキレキレにならないといいが・・・。

 

読めないのはKTM

確実に去年よりも向上しているんだけど、これは

マシンが良くなったというより、ピンポイントなタイヤが

今年は無くなって広い範囲で捉えるタイヤになったおかげで

マシンのポテンシャルが発揮しやすくなったという感じは

するんですよね。

ニューマシン効果があまり感じられない。

ホンダがあそこまでマシンを改良してくると、

むしろKTMのマシンが古臭く見えてくる。

 

こんなとこかな。