混迷は深まるか、それとも

3週連続開催となっているMOTOGP

今週はスペインのカタルニアサーキットでの

開催となります。

 

前回のミザーノは再舗装したて、しかも2週連続開催で

路面グリップが上がっていたため、苦戦したライダーも

見受けられましたが、ここでは逆に速さを取り戻すライダーも

出てきそうですね。

 

そうなると、終盤に向けてライダーが絞られるどころか

更なる混戦へとなるかもしれません。

 

サーキットのレイアウト的には長いストレートとミドルのストレートが

あり加速力、トップスピードからのブレーキンがが問われますが

サーキットを占める大半が曲率が大きくダラダラ続くコーナーですから

やはり旋回力が問われるコース。

ヤマハが有利と言われるのも納得できる部分。

 

ただ、路面のグリップが低いこともあって、ヤマハの持病であるトラクション問題が

顕在化すると苦しい面もあるかも知れないですね。

 

個人的に注目はスズキのホアン・ミールで、レッドブルリンクの連戦

ミザーノの連戦で最もポイントを獲得したのは彼です。

今年のスズキは新しいミシュランとのマッチングの良さとも相まって

非常に戦闘力が高いと言われてきましたが、ようやく結果が付いてきた

という感がありますね。

 

リンスがブレーキング一辺倒でそれゆえにフロントからのスリップダウン

たまにやらかすのに比べると、切り返しや立ち上がりで勝負できる

ミールのスタイルの方がレースでは強いでしょうね。

カタルニアのような滑りやすいトラックコンディションだと

今年のスズキのリヤグリップの良さも武器になってくれるでしょう。

もしも、初優勝を飾ることにでもなれば、後半に向けて弾みになると思いますね。

 

それにはまず、予選から。

2列目までに入れれば、かなり可能性は上がるかと・・・。

 

もちろん、前回悔しい思いをしたペッコにも期待はしてますが。