足回りの大事さ

ショウダウンに進出するライダーを決定する

オウルトンパークではビルドベース・スズキの

ブラッドリー・レイが今季初の表彰台に遅ればせながら

立ちました。

去年、開幕戦で衝撃のダブルウィンを飾って一躍

トップライダーに躍り出たブラッドリー・レイでしたが、

その後のシーズンは尻つぼみで成績は下降気味。

新しくなった今シーズンもルーキーのルーク・ステイプリフォードにも

先行を許すこともしばしばで、一向に成績が上がってこないまま

中盤を迎えていました。

 

事態が変わってきたのは、鈴鹿8耐が終わった後で彼はチームに

懇願して、サスペンションをチームの契約メーカーである

ビチューボから、オーリンズに変更してもらったそうですね。

サスペンション自体はピーター・ヒックマンの走るスミス・レーシングから

譲ってもらったそうです。

 

そこから急激に成績が回復してきて、オウルトンパークが3戦目。

ようやく結果に結びつけた形になりました。

 

ブラッドリーはBSBではずっとスズキ+ビチューボで走っているものの鈴鹿8耐では去年はヨシムラ、今年はエスパルス・ドリーム・レーシングで

初めてビチューボ以外のサスメーカー(この場合はオーリンズ)を使ったことによって

そのフィーリングが抜け切れなかったのかも知れませんね。

その違和感をずっとずっと引きずりながら走ったことが結果的に成績に

結びつかなかったと。

 

ビチューボは今年WSBでもゴーイレブン・ドゥカティが使っていて

ライダーのユージン・ラバティが常にリヤのトラクション不足を訴えてますので

サスペンションメーカーとしては2流ということなのかも知れません。

(過去にはMOTO2グレシー二時代の高橋選手が苦労していました)

 

今季は既にショウダウン進出を逃したブラッドリー・レイですが

来季、最初からオーリンズで行けるなら活躍はかなり期待できそうですね。