最後の8耐

今年の鈴鹿8耐をもって長年
支えてきた山田宏さんが定年で勇退されるそうです。

古くはテクニカルスポーツと組んでの125ccクラス
1991年の日本GP制覇から始まり、
そのまま、藤井監督に引っ張り出された形でのWGPフル参戦。

そして2001年からの最高峰クラスに挑戦開始。
最初はテストのみでしたが
ホンダがNSR500を開発用に貸出してくれたんでしたよね。
ストライダーは伊藤真一さんと青木宣篤さん。
2002年からWGPに参戦開始。

このWGPへの挑戦はそのままレース界の偉大な巨人
ミシュランへのチャレンジでもあって、
そのチャレンジが徐々に実を結んできたのが2004年の
玉田誠選手の2勝でしたね。

2006年頃になると、完全にミシュランに対抗できるレベルまで
タイヤパフォーマンスが上がってきていました。
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このMOTOGPのタイヤ情勢がそのまま持ち込まれたのが
2006年の鈴鹿8耐で、ミシュランを使うHRCワークスに
対抗してブリヂストンを選んだTSRは、かつての開発ライダーで
BSを知り尽くしている伊藤をライダーに迎えて
遂にHRCミシュランの牙城を崩すことに成功します。

それ以降の鈴鹿8耐でのブリヂストンの連勝街道は
言うまでもないこと。

この強いブリヂストンの今を作ったキーパーソンの
退任に華を見事に添えるのは、どこのチームに
なるんでしょうか???