追う者、追わない者

注目される2020年モデルの先陣を切って
ヤマハが新型のR1をアメリカでお披露目する模様。

注目されるというのは、
やはりドゥカティがリーサルウェポンとも言うべき
V4Rを投入してきたことで、各メーカーが
これに対抗しうるハードを投入してくるのか?という点。

既にヤマハはその路線には追随しないと明言してますから
現行のR1の小改良版を投入してくる可能性が高いか。
というのは、現行のR1は極めて高いポテンシャルを持っており
そこに大きく手を加える必要性が低いと思われるからです。

一方、現行モデルの元祖まで振り返ると2011年まで遡る
カワサキはこちらも明言されていますが、ドゥカティ追従路線ですね。
MOTOGPの技術を応用したニューエンジン搭載の
ブランニューマシンを投入してくると言われています。
これは依田さんが発言している通り、ライダーではどうしようもない
分野、エンジンの加速力を補ってあげようという考え方ですね。

そして、沈黙を守ってはいるものの、ホンダもどうやら
追従路線のようで、それに伴って、来季はニューマシン投入と共に
WSBへの参戦体制を強化する模様で、今年の体制は
その準備期間と見て良いようです。
複数のライダーに声をかけているのも、そういう理由でしょうね。
勝つためにはライバルチームからライダーを引く抜くのも
厭わない。
かつての強かった時期のホンダがそうしてきたように。

2015年にWSBがエヴォレギュレーションになって
各メーカー、それに対応したマシンを投入し、結果的に
1000ccのSSの値段が跳ね上がりましたが、
2020年に新規で投入されるマシンは更にそれを上回る可能性は
十分にありますね。
規定の4万ユーロギリギリになってもおかしくない。
そうなるともはや、一般庶民には手が出ないですね・・・。
まあ、スペックも桁違いですから。