ベースの大事さ

ザクセン初日、佐々木選手が

トップタイムをマークして終えました。

好調な日本勢の中にあって、只ひとり

取り残されている感のあった佐々木選手ですが、

ようやく本来の速さを発揮してきたようですね。

今季の彼と彼のチームはオフのテストでの

テスト不足の影響か、いわゆるシーズンを通して

使うベースセッティングが不十分なまま

シーズンに入ってしまい、それがために毎戦、

セッティングを模索して、大きな変更を繰り返してきました。

レースウィークは限られた時間の中で

いかに正解に近いセッティングを確立するか？ですから

大元になる部分に変更を加えるようでは正解は遠い。

今季の彼の不振はそこにあったようですね。

いつも時間切れで不十分なセッティングで決勝を

走らないといけない状態で転倒を繰り返していました。

しかし、今回は違うようで初日でトップタイムは

早い段階でセッティングがかなり正解に近いところが

見えているように感じます。

ようやく前半戦をかけてベースセッティングを見出したのかも知れません。

アッセンではタイヤトラブルで後退しましたが久々に

いい位置で走っていましたしね。

もし、そうなら今回だけでなく後半戦にかけて

期待が高まるところです。

本来であれば今シーズン開幕前、一番期待値が高かったのは

彼ですから。