戦術負け

ペナルティもあって8番手から
スタートした鈴木選手は終始、
トップグループにつけながら最終的には8位に終わりました。
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一番痛かったのはラストラップに
トップで帰ってきたこと。
メインストレートでズバズバ抜かれてあっという間に
集団の最後尾まで落ちて、そこから挽回が
出来ませんでした。

MOTO3の場合、同じ性能のマシンで走っている
わけですから、スリップを使われたら間違いなく
封じる術はなく、ましてややや体格の大きい
鈴木選手に比べてマシアやダラ・ポルタといった
小柄なライダーは空気抵抗が小さい分、スピードが
伸びるため、ストレートで抜かれるのは分かりきっていたか。

だから最終ラップまでにトップに立ってという
戦術がそもそも選択の過ちだったように思います。
むしろ、あえて3,4番手につけて
そのスピードの伸びるライダーのスリップに入って
1コーナーまでに2,3番手に浮上して後半で
抜くという戦術の方が良かったんじゃないかと思います。

とはいえ、鈴木選手も考えて走れるようになりましたから
今回の失敗を糧に次は、もっと上、出来ればてっぺんに
立って欲しいし、それはもうすぐそこまで来ていると思いますねー。