ザルコには失望している

過激な物言いで知られるKTMの社長
ステファン・ピエリエに言わせると
今季、ここまでのヨハン・ザルコの
走りには大いに失望しているとのこと。

本来なら彼はポルと共にダブルエースとして
チームをより高い次元に引き上げるために
招聘したはずだったのにその期待に
答えられていないとしている。

同時にミゲール・オリベイラの走りには驚いた
として、彼の契約を早々に更新している。
そのオリベイラに負けていることもザルコの評価を
下げている要因。
(ちなみにこのインタビューではシャリーンは全く触れられていない)

KTMは彼の要望に全力で答えるべく開発を
進めているとバックアップの約束しながらも
ホンダ、ドゥカティKTMはV4エンジンを採用しており
V4マシンを走らせるには、独特のテクニックが必要だと
指摘していますね。

それはヤマハやスズキのインライン4マシンとは異なるもので、
例えばクワッタハッホがリンスの前を走ったように
経験の浅い若手でも速く走らせることが出来るマシンとは
V4は走らせ方が違うと語っています。
つまり、ザルコに従来の乗り方ではダメだろうと暗に
指摘をしているのか。

いずれにしろ、全面バックアップは約束しているものの
現在のKTMMOTOGPはリミットから4,5kg重く
電子制御は相変わらずライバルほど使いこなせていないとして
チーム全体、マシンそのものの戦闘力アップに
引き続き取り組むとしてますね。

ヘレスの事後テストでは早くもニューシャシーを投入し
ザルコもフロントタイヤのフィーリングが改善されたと
コメントはしてますが、果たして彼の地元で輝くことは
出来るんでしょうか。