適応力

今シーズン、キーファー・レーシングから
MOTO2に参戦しているドミニク・エガーターですが
どうやら来季はキーファーに残留できなかった場合
GPに居場所はなく、スーパーバイクスーパースポーツ
走ることになりそうです。
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彼は去年までのカレックスから一転、KTMに乗り換えて
今季、臨んだわけですが残念ながら速さを発揮するには
至りませんでした。
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また、今季チーム・スイスからエントリーした
サム・ロウズも今季はKTMシャシーを走らせましたが
全くいいところ無く、来季はグレシーニに移籍します。

どうもパイプフレームを使用するKTMシャシー
ブレーキングで突っ込むという乗り方よりも
むしろ、立ち上がりで綺麗に曲げてアクセルを早く開けるよう
乗り方をシャシーに合わせないと成績が残らない。
それと一発の速さよりもレース全般を通しての
マネージメント能力が必要ですね。

カレックス時代のようにただただハードブレーキングで
コーナーに進入するスタイルを改めないといつまでも
成績が残せないシャシーのようですね。
この辺はライダーの幅の広さというか、適応力が
問われる部分だと思います。
合わせられないライダーはいつまでも結果が残せません。

鈴鹿ではスーパーバイクを乗りこなして、決して
エガーターも適応力が無い方だとは思わないけど
走りの組み立て方そのものを改めるほどの器用さは無かったか。

この辺、チーム側も自身の所属ライダーとシャシー
マッチングを考えて、使うシャシーを選択しないと
痛い目に遭いそうですね。