勝敗を分けたのは戦略

さて、もてぎ2&4が終わったわけですが・・・。

結論から言うと、昨日上げたブログの内容のまま
中須賀選手の術中にはまって、野左根君が
勝利を逃した形と言ったらいいのか。

非常に残念なというか、悔しいレースでしたね。
勝つのには十分な速さはありましたから。

スタートはヤマハの2人が揃ってイマイチ。
高橋巧選手が好スタートからトップに立つと逃げる展開。
対して、3,4番手に下がったヤマハの2人ですが
そこからの追い上げというか序盤のペースが中須賀選手の方が早く
あっという間に2番手の津田選手をかわすと、首位の高橋巧選手に
迫り、ピッタリ後ろにつくいつもの待機策。

対して、野左根選手はこの序盤のペースが上げきれず
津田選手をかわすのに時間がかかっている間にトップ2人との
間にギャップが生まれ、3番手に浮上してからは
ファステストを連発しながら、トップ2との差を詰めましたが
結果的にこの追い上げでタイヤを使ったことが終盤の勝負の
分かれ目だったか。

野左根選手がトップ2に追いつき、3台パックの状態で
しばらくは推移していましたが、野左根選手がいち早く
仕掛けて、前に出ると、レースを引っ張る形に。
すかさず中須賀選手も高橋選手の前に出て2番手に浮上。

高橋巧選手はこの頃からラインがはらみ気味で既にタイヤが
来ていましたが、そうなるとヤマハの2台のトップ争い。

しかし、周回遅れが出現するタイミングでミスかどうか
野左根選手が一周だけラップタイムが落ちて、
巧選手に迫られ、中須賀選手との差が広がったんですよね。

これで勝負アリ。

両者がほぼ同じペースで、差が開いたとなると
もはやタイヤが来つつあった野左根選手に再び
ギャップを詰めるだけの余力は無く、中須賀選手の
優勝となりました。
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前日の記者会見で戦略で戦うと宣言していた
中須賀選手のレース巧者ぶりが見せつけられた展開と
なりましたね。

それとホンダの高橋巧選手はやはり、ヤマハとの全体の
パッケージとしての仕上がりの差がはっきり出た形。
同じペースで走ったら先にタイヤを消耗させてしまう。
あれでは勝てない。