羽根が無ければ戦えない

アッセンではイマイチ、勢いの無かった

中上選手。

コメントを見る限り、終始リヤタイヤの

トラクションの問題を口にしていましたね。

彼のマシンは去年型のワークスでいわゆるウイングカウルの

類が付いていません。

上位ワークス系のマシンはリヤ荷重を増やして、

軽くなったフロントに大型のウイングカウルを装着することで

前後のバランスを取る手法が使えますが、中上選手は使えません。

その辺の不利がモロに出ている感じか。

今やマルケスも大型のウイングカウルをほぼ毎回装着するように

なりましたから、あれがある前提でセットアップのベースが

出来ているようですね。

今回全く奮わなかったペドロサですが、彼はウイングカウルを

今回使わなかったんですよね。

名うての高速コースでかつ強風だと、ウイングカウルを使うと

非常にハンドリングに影響が出ますし、フィジカル的にキツくなると

判断したのかも知れません。

もはやどのチームもあの羽根がある前提じゃないと速く走れない

マシンになっちゃっている感がありますね。

去年はアレを使ったり使わなかったりのドヴィさんもほぼ

毎回使うようになりましたしね。

中上くんにも羽根を！！