複雑な表情

ロレンツォがトップに立って着々とリードを広げ
2連勝に向かって邁進する最中、チラッと映った
ドゥカティのピット。
そこにはダビデタルドッツィ他面々が映っていたんだけど
いかにも複雑そうな顔をしてましたね。
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到底喜んでいる表情には見えなかったし、
まだレースが終わってないという緊張感とも違う
なんとも言えない表情でした。

彼らが来季のエースと見込んだドヴィジオーゾが
自滅でリタイア、彼らが見限ったライダーが勝利に
爆進しているんだから、その辺の思いが顔に出ちゃったのか。

昨シーズンランキング2位になって、もはやドゥカティのエースでは
と言われていたドヴィジオーゾですが、今年タイトルコンテンダーの
一角として、挑んだ今シーズンに関しては全くいい所がないですね。
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去年はランキング2位ですけど、あれは結果的に終わってみたらの
ランキング2位でタイトルを狙っていっての2位ではない。
つまり、タイトルのプレッシャーの下でシーズンを戦ったわけではなく
無欲のランク2位。

今年は一転、シーズン序盤からタイトルのプレッシャーを感じての
シーズンとなっているわけで、そのプレッシャー下で明らかに
無理なパッシングを仕掛けたりと、彼らしくないレース展開も
ありますよね。

その辺が昨日のようにマルケスのプレッシャーを終始背後に
受けても全くミスをしなかったロレンツォや
常にタイトル争いをしている中で戦うマルケスなんかとの違い。

つまり重圧のかかった状態でも負けないミスしない
場合によってはいつも以上のパフォーマンスをみせる
そういった精神力の強さがあるかどうかが端的に出ちゃっている
感がありますね。

ドゥカティは来期、このドヴィジオーゾをエースに据えて
戦うわけですが、この選択は吉と出るんだろうか。