追う側の事情

折り返し点であるブルノの第1レースを
終えて、ポイントリーダーのレイに
対して100ポイント近い差をつけられている
ランキング2位のデイビス

これは去年以上に大きな差となっています。
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今シーズン、カワサキ潰しとも思える回転数制限を
適応されているWSBですが、ドゥカティも同様に
回転数制限がかけられていて、去年までとは違った
乗り方を強要されており、これがデイビスには合っていない模様。
これは今年のオフから訴えていたことで、この問題を解決せずに
シーズンに入った影響が出ていますね。
ですから問題が抑えられたコースでは好成績が残せるものの
そうでないコースでは低迷するといった感じでコンスタントさに
欠けるのが今年のでデイビスでそれがレイの独走を助ける格好に
なってしまっていますね。
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開幕戦でダブルウィンを飾ったメランドリィはブルノで久々の
表彰台に立ちました。
彼の場合はとにかく、タイヤの振れとの戦いの側面が大きく
タイヤが振れてアクセルが開けられない状態だと勝負になりません。
多くのライダーはこのピレリを大きく潰すことでこの振れを
抑えるようなセッティングにしているみたいですが
メランドリィは彼の好みか、そういう方向のセッティングでは
無いようですね。
だからコースによってその振れが激しく出ているようだと全く
勝負になりません。
それはコースの路面だったり、持ち込むタイヤのスペックとの
相性もありますが、結果的にこちらも成績のコンスタントさを
欠く要因となってしまっていますね。
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サイクスはレイ以上に回転数制限の影響を受けているライダーで
ピークパワーが使えない分、よりコーナーリングスピードに
頼った乗り方をしなければならず、彼の乗り方にマッチしていない
部分が成績に表れている状況ですね。
予選ならなんとか無理くりにでも一発タイムを出しても
それをレースでずっと維持し続けることは出来ません。

新たにトップ集団に加わったヤマハもまだまだシーズン通して
トップに居続けるほどのコンスタントさは無いようで
ブルノでも定位置である、5,6番手付近に居る状態。

これではレイをシーズン通して追っかけるライダーが不在になって
彼がポイントテーブル上で独走するのも無理はない話。
というか、レイ+彼のスタッフの恐るべきコンスタントに
驚愕すべきなのかも知れないけどね。