フラッシュバック 2017 カタールGP

さて開幕を控えて去年の

レースを振り返ってみたいと思います。

去年はスタート直前になってマルケスが

タイヤをハードからソフトに急遽変更したんですよね。

オフのテスト不足が響いて、ソフト側のタイヤでは

上手く走れない、でも固いタイヤだとペースが遅い。

結果的にどこまで行けるかわからないけど、ソフトで行こう

という判断でした。

レースはスタートからザルコが飛び出す展開。

ザルコは後続をグングン引き離すハイペースで逃げましたが

転倒リタイア。

タイヤのグリップがダウンしてくるということ

それによって電子制御の効きを手元で変更すること。

これらの合わせ技でいかにペースを保つかがMOTOGPの鍵。

ルーキーのザルコは洗礼を浴びたという形。

これに上手く行ったのがスタートで出遅れていたビニャーレス。

ビニャーレスは中盤以降、ペースが頭打ちになったマルケス

更にザルコに代わってトップに立ったドヴィジオーゾをかわして

トップに立つとそのまま逃げ切って、ヤマハ初優勝。

マルケスはタイヤギャンブルが外れて4位。

ロッシはビニャーレス同様追い上げての3位でした。

ナイトレースで路面温度が低い状況では

ソフトタイヤが機能するヤマハが速い。

ということが後々わかってくるわけですが、この時点では

知る由も無く。