狭角エンジン

はっきりと明示はされてないけど
アプリリアRS-GPのエンジンは元々
市販車のRSVをベースにあっちこっち変更していって
最終的に原型を留めないくらい変化したエンジンだったはず。

ただバンク角に関しては、市販車同様、90度より狭い
狭角バンクを採用していたんじゃなかったかな?
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ホンダが800ccのRC212Vから1000ccのRC213Vになる時に
エンジンに手をいれて狭角バンクから90度バンクにしたのは
何度もこのブログで触れました。
これは1000ccになった際に、81mmというボア径の規制が
かかったからで、これによりビッグボア、ショートストローク
エンジンが出来なくなったから。
ショートストロークに出来ない狭角エンジンは必然的に
エンジンそのものの全高が高くなってしまうという短所があって
中本さんによると、エンジンの上に来るエアボックスの容量も
十分に確保できないということになるようです。
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そう考えると、常にパワーが足りないって言われるRS-GPは
その辺の課題もあるのかなと。

だから、今年、燃料タンクをシート下に収めることで、
本来、燃料タンクの潜望鏡部分があった部分にECUを移し
ECUのあったエアボックス上面を拡大すれば、エアボックスの
容量が確保できる。
ということになるのでは?と推測しながら今年のマシンを見てます。

果たしてカタールのストレートでライバルに伍する速さを
見せられるでしょうか。