共通化ソフト

今シーズンのヤマハの不振の原因として
共通ソフトを作っているマニエッティ・マレリの
エンジニアを自陣営に引き入れることが出来なかったらしい
というのが噂されている。
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そもそもなんだけど、共通化ソフトの導入に
強固に反対していたホンダが折れて、了承したのは
この共通化ソフトの開発にメーカーが関与できるっていう
条件になったからなんだよね。
つまり、マニエッティがこのソフトのソースコードを開示して
当時のホンダ、ヤマハドゥカティが共同でこのソフトの
開発を進めていくというのが前提にあった話。

ところがシーズンが始まってみればソースコードは開示されない
どころか、いきなりマニエッティから新バージョンのソフトが
送りつけられてくるわ、どこが新しくなっているのか案内も無いわで
メーカー側が大いに困惑したのが、2016年の話。
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だから、ドゥカティはマニエッティのエンジニアをリクルートするし
ホンダは社員をマニエッティに派遣して、ソフトの中味について
勉強するといった対応が必要になった状況。
となれば、ホンダがマニエッティのエンジニアを引き抜くのは当然。
しかも、2017年のソフトはさらにバージョンアップが進んで
2016年当初の、2008年の電子制御と言われたレベルより
かなりマシになっている模様。

ということで、DORNAサイドは、共通化ソフト導入時の
約束は全く守ってなくて、各メーカーがなんとか対応している
という状況なんだけど、それってそのまんまでいいの?
特にホンダに関しては、共通化導入の条件が完全に反故に
されているわけだけど。
タマにはDORNAとちゃんと喧嘩しておくのもメーカーとしては
アリだと思いますよ、ホントに。