原因はどこに?
テストからトラブルを抱えている
レッドブル・ホンダ。
ニッキー、ブラドル共々マシンが振られて
トラクションがかけられないって言っていて
スロットル・バイ・ワイヤとエンジンマッピングの
マッチングの問題みたいな言い方をしていますが
レッドブル・ホンダサイドのマネージャーはそう思ってないようです。
いわく、今シーズンの車体は去年のものと全く同じ
と思っていたら、細かく剛性が変わっていて
去年と同じセッティング、マッピングで走っても
同じ状態にはならないそうです。
だから、エンジンのマッピングだけじゃなくって車体の
セッティングも見直さないと問題解決にならないとか。
この辺、WSBの活動はあくまでもヨーロッパ・ホンダが
主導権をもってテンケイト・ホンダをバックアップしている
状態ですから、日本のホンダサイドからはそういう細かい仕様変更の
情報が届いていない可能性があるんですかねぇ。
やっぱり市販車改造クラスなだけに、市販車の基本的な
情報ってのは欠かせなくって、それにはメーカーサポートは
必須だと思う。
ホンダはとにかくWSBには及び腰ですから、
今の状態で他メーカーに対抗するのは厳しい。
ヤマハのWSBチームが今年から本拠地をイギリスから
イタリアのMOTOGPファクトリーの隣に引っ越したのも
メーカーの息がかかる距離で開発しないと戦いにならないって
去年実感したからでしょうね。