ヤコブセンの健闘

今季から参戦を開始したトリプルMレーシングの
パトリック・ヤコブセンが10位に入りました。
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これはルーキーチームとしては
素晴らしい成績。
何しろ、車体の完成が遅れてろくなテストも出来ておらず
まともに走らせるのがやっとだったのが開幕の
状況でしたからね。

彼らの走らせるCBR-SP2はレッドブル・ホンダが
採用を見送っているマニエッティのECU、電子制御を
使っていて、非常に使う上でハンデがあるのに
きっちり結果に結びつけたのは素晴らしいですね。
プライベーターなのに同じソフトを使っているチームが
他に無いわけですから。

現在のWSBではファクトリー系チームが使っている
ECU+ハーネス類一式はプライベーターが購入できるようになっているけど、
ファクトリーチームであるレッドブル・ホンダは
今年登録しているのはマニエッティの方のECUなんで、
トリプルMはこっちを使わざるを得なかったという状況。

本家レッドブル・ホンダは序盤2戦を特例措置で
去年使っていたコスワースECUを使ったわけだけど
そのレッドブルのジェイク・ガニエに先行したんだから
ヤコブセンの走りが光ったというところです。

アラゴンからはその特例措置も無くなり
レッドブルもマニエッティのECUを使います。