勝利の舞台裏
ジジ・ダリーニャさんのコメントを見る限り
今回のドゥカティはフロントにソフト
リヤにミディアムの組み合わせにかなりの自信を
持っていたようですね。
そのチームの方針を信じたのがイアンノーネで
ミシュランのエンジニアの言う事を聞いて固めのタイヤを
チョイスしたのが、ドヴィジオーゾだったみたい。
まあ、タイヤメーカーからすればコンサバなチョイスを
勧めますよね。
その辺がリスクを取っても勝ちたいと思うメーカーサイドと
違うところです。
で、実際、レースが始まったら明らかにイアンノーネの方が
速いとわかったドヴィは彼を前に行かせます。
ただ、このタイミングでドゥカティ2台のペースが
がっくり落ちて、ヤマハの2台の接近を許すことになりますが、
これは燃費をセーブモードにして走っていたのが原因。
終盤にかけて本来のパワーに戻した以降は
ヤマハをグングン引き離してみせました。
速いだけじゃなくって燃費も問題ないってことですね。
この柔らかいタイヤが長持ち出来るシャシーってのが
どこのサーキットでも発揮できるんであれば、ロレンツォには
武器になるね。