パニガーレの進化

アラゴンではツインエキゾーストを投入
見事なダブルウィンを飾ったドゥカティデイビス
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このツインエキゾーストもさることながら
デビュー以来の変遷を見てくると
ドゥカティのパニガーレに対する考え方の変化というのが
見て取れます。
1198からパニガーレになった時はエンジンを傾けてまで
前輪荷重を増やすようなレイアウトにショートホイールベース
という思い切ったディメンション変更を取ってきた
ドゥカティでしたが、レースでは結果は残らず。
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そこから1299が投入されたタイミングでステアリングヘッドの
キャスターアングルを寝かしたり、(これは市販車の方の変更)
スイングアームもロングタイプを投入と、(これはレース専用品)
ショートホイールベースのクイックさを捨てて
むしろ、ブレーキングの安定性を出す方向に舵を切ったところに
長身のデイビスの非常にオフセットの大きい乗り方がマッチした
というところでしょうか。
安定性の高いマシンをデイビスの長身で振り回すという形ですね。
だから、というか、デイビスほど身長の無いジュリアーノでは
そこまで速さを発揮できないのかも。
そういう意味では特定のライダーに特化したマシン作りと言えるかも
知れません。
それがいいかどうかは別として。