最速は渡辺一樹
鈴鹿8耐は公式予選が行われ
チーム・グリーンの渡辺一樹選手が
6秒656に入れて全体の最速タイムをマークしました。
と言っても彼の走った時間帯は第3ライダーの
時間帯で非常に気温が下がってタイムの出しやすい
時間帯ですから、そのへんを考慮する必要はあります。
むしろ、もっとも暑い時間帯の第1ライダーの
段階で6秒台を叩き出し、全体2番手につけた
ヤマハ・ファクトリーの速さにはやはり目を見張るものがあります。
タイムを出したのは中須賀選手。
ただ、ポル・エスパルガロがヘアピンで遅いライダーと
接触し、マシンを壊してしまったため、明日これを修復して
走るか、あるいはTカーで走るかわかりませんが、
決勝に向けてマシン面で何らかの影響が残らなければと思います。
また、周回遅れとの接触というのも、決勝に向けて不安が残ります。
その点、3番手につけたハルクプロは順調すぎるくらい
順調と目を見張るような速さはみせてませんが
とにかく転倒がなく、そこそこ速い。
ケーシーが第3ライダーとして涼しい時間帯に6秒台を
出していますが、やはり相当乗りにくい中で出したタイムで
本人プリプリしてましたから、明日のトップテントライアルどうでしょうかね。
トップテントライアルだけ、あえてケーシー向けのセッティングで
一発を狙う・・・・わけないか。
また、初日から好調を維持するTOHOレーシングは本当に
タイムが安定していて速いです。
エンジンパワーはキットパーツですから期待できないものの
KYBのサスが効いてますね。
伏兵的な立ち位置でチェックしています。
チーム・カガヤマはダンロップの予選タイヤを投入したようで
加賀山さんが早々にトップテン進出タイムをマークしてましたが
本番タイヤの耐久性、タイヤのオーバーヒートがつきまとうだけに
こればっかりはスタートして、トップグループに
ついていけるかどうか。
8秒台は3人ともマークしているようですけどね。
ポルに比べればマシンは軽傷で、ライダーも大丈夫みたいですが
なんというか、今回に関しては準備不足の感が拭えないなぁ。
全然勝てそうな雰囲気がしない。
と上位陣の雑感はこんな感じ。