イメージが邪魔をする

今シーズンのサイクスを見ていて感じるのは

去年までのイメージを引きずってしまっていることが

逆に足を引っ張っているということでしょうか。

去年までのスーパーバイクレギュレーションから

今年のエヴォレギュレーションになったことで

30馬力近くパワーが落ちているそうです。

ですから、これまでのパワーを活かして、しっかり減速して

曲がってからアクセルを開けるっていう乗り方が

通用しなくなっている。

もうひとつは、電子制御のソフトがバジェットキャップに

なったため、根本的に異なるソフトになったこと。

なまじ去年までZX-10Rに乗っていたがために

新しいマシンに馴染むまで時間がかかってしまったという所。

逆に今年からZX-10Rに乗っているレイの方が

先入観が無いだけに、最初からこういうマシンだと思って

乗れる分、順応が早かったように思います。

昔、1995年の話ですけど、ホンダの市販レーサー

RS125がフルモデルチェンジした時に、ずっと旧型に

乗っていたベテランライダーが新型の乗り換えに苦心したのに

若いライダーが台頭してきたのも、同じ様な原因でしたね。