M1のDNA

MOTOGPの開幕戦を振り返って
色々書きたいこともあるんだけど
鈴鹿で全日本テストが始まっているということで
そっちにも、チョイと触れておきましょうか。

今年の注目は、やはりヤマハの新型R1ですが、
これについてモーターサイクルショーで中須賀さんが
こんな風に語ってくれているんですよね。
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MOTOGPのテストでYZR-M1に乗って
日本に帰ってきて、YZF-R1に乗るとまず、
そのハンドリングの違いに慣れるまで時間がかかります。
M1はあくまでも乗った時の感覚で言うと、
前後の配分が50:50で、本当に入力したら
入力した分だけ、曲がってくれる。
それが新しいR1は、ほぼこのフィーリングが継承されていて
乗り換えても違和感が全然無い。
旧型のR1は乗った時のフィーリングで言えば70:30って感じで
フロントに重いものが載っているような感覚がある」
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推測ですけど、旧型のR1はある程度「ウォりゃ」って感じで
寝かし込んでやらないとマシンが曲がっていかない非常に
スタビリティの強いマシンってことでしょうか。
それに対して、新型R1は非常にニュートラルで素直に曲がっていく
だから、シェイクダウン鈴鹿で8秒フラット出たってことなんでしょうね。
ハンドリングが非常に素直だと。
M1の重量配分に近い構成にすることでハンドリングも
近い次元にしている、かなり濃い目のDNAを受け継いでいそうですね。

ちなみに中須賀選手、何事も無ければ、4連覇は行けるって
言ってましたんで、現状、相当マシンに手応えがあるんでしょうね。