流行りの乗り方

昔、中野真矢選手が言っていたことがありますが、
MOTOGPクラスに上がってくるライダーは
ほぼライディングスタイルが完成されているけど
その時使うタイヤやマシンに合わせて、
さらにライディングを細かくアジャストしていかないと
結果は残せないとのこと。
 
中野選手いわく、グレシーニでの最後の年は
前年ミシュランでコケまくった影響が最後まで
払拭できず、ブリヂストンのタイヤ性能を引き出せなかったとのこと。
 
で、開幕戦のカタール
 
今季は4台のRCV1000Rが走りますが、
最上位はニッキーと競り勝ったレディングでした。
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レディングの走りといえば、マルケスやポルにも
通じる上半身を大きくイン側に落として、
肘も擦らんばかりの最近流行りのフォーム。
対してニッキーの乗り方はセンターに上体を
残してスライドをコントロールするスタイル。
 
今の道具、特にタイヤに関してはレディングの
乗り方の方がより道具の性能を引き出している
とも言えるかも知れません。
ニッキーは去年までドゥカに乗っていて
タイヤ性能を引き出す以前にマシンと格闘してましたから
そういう乗り方になっている面もあると思いますが
ロッシがそうであるように、乗り方を見直す時期に
来ているかも知れませんね。