エンジンの封印

開幕戦からエンジントラブルが出ていた

ヤマハのM1。

ヤマハはトラブルが出ていたロッシとモルビデリの

エンジンを日本に送り、エンジンをもうレースに使わないとして

ローテーション登録から外して、エンジンを分解。

原因調査を行った結果、バルブ周りの設計に問題があることを

突き止めたようです。

 

これを受けて、ヤマハMOTOGPに参戦する6メーカーのコンストラクター

結成されているマニュファクチャラー協会に対して

現在、シーズン中の仕様変更が認められていないエンジンの封印を解いて

このバルブ周りのパーツを対策品に交換させてくれないか

という提案をしたようですね。

ただ、全会一致でないと受け入れられないこの提案は今のところ全会一致を

見ていないと聞いています。

 

というのも今回の事例を認可してしまうと今後もフォロワーが現れて

シーズン中のエンジン封印の解除、

そしてそこに巧妙に仕様変更を紛れ込ませる可能性まで

考えないとならないリスクも鑑みている模様。

 

この辺に関しては、ヤマハ徹頭徹尾、原因の説明と対策品が何ら

ポテンシャルアップには繋がらないことの説明をしないとならないですね。

 

この件は簡単には片付きそうもないように思いますが

そうしている間にヤマハのライダーがエンジンブローしたら

目も当てられない・・・。

 

どういう落としどころになるのか、ちょっと見えにくいですね。