パワーバランスに異変アリ
シェイクダウンテストを終えて
いよいよ本格的なテストが始まったセパンサーキット。
すでに2日間の日程を終えていますが、
早くも今シーズンの異変がリザルトから見て取れます。
というのは上位陣に顔を並べているのがスズキとヤマハの
直4勢で、V4勢ではミラーが唯一健闘していると言ってよく
ここ数年、ランキング1,2位のマルク・マルケスと
ドヴィジオーゾ含む、ホンダとドゥカティは10番手以降と
精彩を欠いている状況となっています。
もちろん、マルクはオフに手術した左肩の回復が十分とは言えず
タイム的に手探りの部分があるとは言え、これは全く予想外の展開。
これについて面白いのはマルク、ドヴィ共に同じような
コメントをしている点です。
つまり、2人によると今年から投入されたミシュランのニューリヤタイヤは
非常にグリップが強く、特にコーナーのクリッピングポイント付近での
グリップが強く、それが結果的にコーナーリングスピードを
武器とする直4勢に有利に働いているのでは無いかとのこと。
ミシュランは去年からずっと、今年から新しいリヤタイヤを投入することを
予告してましたからね。
逆に過去3シーズンに渡ってシーズンを席巻してきたホンダとドゥカティは
従来のタイヤでのベストバランスマシンだったわけですから
今年に限っては今のところそれが裏目に出ているという感が強いですね。
となると、この2メーカーがここからいかに新しいタイヤのバランスに
マシンをアジャストしてくるか?が鍵になってきそうです。
これは2020年が面白くなりそうな予感・・・・。