ダブルスタンダード

度々、MOTO3クラスだけではなく

MOTOGP全体に対しても苦言を呈することのある

パオロ・シモンチェリが今日のオーストラリアGPの予選に

対して物申しています。

 

今日の予選は終日、強い風と降ったり止んだりの非常に

微妙なコンディション行われ、先に行われたMOTO3、2クラスでも

転倒者が多く出ました。

しかし、予選はそのまま行われ、MOTOGPクラスのFP4で

オリベイラが風に押されて、コースの外にはみ出て転倒したことで

ようやく続行に審議がかかり結果的に中止になりました。

 

パオロに言わせれば、MOTOGPの時もMOTO2、3の時も状況は

変わっておらず、にも関わらず、MOTOGPだけ危険で中止とは

どういう判断基準だ?ということのよう。

確かに風の影響という側面を考えても、むしろ影響は車体の軽い

MOTO3の方が大きく、実際SIC58のアントネッリは転倒を喫しています。

 

パオロに言わせれば今回の判断はMOTOGPだから中止で

それ以外のクラスは少々危険でもやらせておけという

DORNAサイドのダブルスタンダードと映ったようです。

真偽のほどはともかく、確かにDORNAの判断はクビを傾げることも

多々あるだけに、こういうパオロの貴重な意見が今後

反映されていくことを望みたいところです。