コンペティションレベル
MOTO3はオーストラリアGPでロレンツォ・ダラ・ポルタが
優勝で自身初の世界王者を確定しました。
しかし、昨年の上位ランカー、マーティン、ベッセッキ、ディ・ジャナントニオの
3人が抜けた今季のMOTO3は大混戦。
毎戦、ウイナーが違うだけではなく、コンスタントに上位に
入賞するライダーがほとんど存在しない本命不在のシーズンとなりました。
クラス全体のコンペティションレベルは決して高くは無かったか。
そんな中、安定感を見せていたのが今季からマックス・レーシングに
移籍したアーロン・カネットでしたね。
彼はノーポイントレースを作らず着実にポイントを重ねてきましたが
不運な巻き込まれアクシデントに2度あって、ポイントを失ったことが
大きかったか。
日本GPに来た時点で、非常にナーバスになっていて、彼の悪い面
というか、集中力を欠いていた状態で、結果的に転倒ノーポイント。
そして、今日のオーストラリアでも転倒ノーポイントと
完全にキレてしまった感じでしたね。
ロレンツォ・ダラ・ポルタに関しては体が小さく非常に
軽量クラスには有利な体格で、しかもレオパード・レーシングという
名門で走れていることが非常に大きかったと思います。
果たして彼が歴代MOTO3王者のように活躍できるかどうかは
来季にならないとわかりません。
ダニー・ケントのようなケースもありますし。
今シーズンは全般的に言ってコンペティションレベルは高くなく
それだけに日本勢にも非常に活躍のチャンスのあったシーズンだった
と思いますが、その中で今年のレベルの成績だと来年以降
また、抜きん出た存在のライダーが出てくると厳しくなりそうな予感がします。
もちろん、名門のアジョやテック3で走る鳥羽や佐々木には期待していますが・・・。