デイビスとレディング

スコット・レディングの
来季、アルバイット・ドゥカティ加入が
正式発表されました。

ドゥカティからすれば、バウティスタの後任としては
これ以上ない最適なライダーを起用することが
出来てホッとしていることでしょう。

というのは、残留が決まっているチャズ・デイビス
依然としてV4Rの乗り方に四苦八苦している状態で
来シーズンもどうやら期待できそうにないから。

つい先日行われたポルティマオのテストを終えた後の
コメントでもV4Rはそれまでのツインとは走らせ方が
全く違うとしてまいますが、シーズン半ばを過ぎた今でも
こういうコメントをしているようだとちょっと厳しい。

恐らく、ツインのトルク+200ccを活かす乗り方は
コーナーにハードブレーキングで入ってボトムスピードを
落として、早く曲げてトルクでドドッと加速する乗り方。
対して、回転馬力で稼ぐV4エンジンは
バウティスタみたいに高いコーナー進入からボトムスピードも
高く保ったままコーナーリングして立ち上がりに繋げる
乗り方なんでしょうね。
デイビスの乗り方は非常にハードにブレーキをかけすぎる余り
開けても回転が上がってくるのに時間がかかりすぎる。
イモラで快走したのは、デイビスのスタイルとコースの
レイアウトがマッチしていたからでしょうね。

来季はレディングがドゥカティのエースとして
レイに挑む形になりそうですね。