LツインからV4への乗り換え

第4戦まで終了し、未だに
去年までの速さ、強さを発揮できていない
ドゥカティのエース チャズ・デイビスですが、
オフテストの不足もそうですが、ツインからの
乗り換え、スタイルの変更が上手くいってないようにも
思えます。
イメージ 1
つまり、ツインの場合、低速からビッグトルクが
立ち上がる反面、ビッグトルクなわけですから
コーナーリング途中からアクセルを開けてしまうと
マシンがプッシュされて、アンダーステアが出てしまう。
だから、しっかり減速して、マシンの向きを完全に変え終わって
マシンを起こして、アクセルを開ける乗り方。
クリッピング付近もしっかり、減速する。
イメージ 2
対してV4エンジンはビッグトルクというよりは
回転でパワーを稼ぐエンジンですから、
むしろ、ボトムスピードはある程度高めに保って
高いコーナーリングスピードを維持したまま、
素早い向き変えから立ち上がる乗り方が
合っているように思います。

バウティスタの場合、そこに軽くドリフトを
噛ませることで、より素早い方向転換を可能にしているから
よりアクセルを開けるポイントが早くなっているというのも
加味されると思います。

これはやはりV4マシンにずっと乗ってきたライダーと
Lツインから乗り換えたライダーとの差なのかも。
それとスーパーバイクにずっと乗ってきたライダーと
GPマシンにずっと乗ってきたライダーの操り方の差か。

いずれにしろ、デイビスは今のままだと
お払い箱にされてしまいそうな成績ですね。