最新のマルクが最強のマルク

強すぎる。

ただ一言で言えば今回のマルケスは強すぎた
というところですね。

今シーズンのマルクの戦いぶりで注目すべきは
やはり、タイヤマネージメントが抜群に
上手くなったこと。

本人も言ってますけど、ストレートスピードが
伸びるようになった2019年型RC213Vは
これまでより、コーナーのブレーキングで頑張る必要が
減った分、より立ち上がりに意識を向けることが出来る。
それが立ち上がりでのトラクションのかかり方
リヤタイヤのマネージメントの意識にも繋がっているようですね。

今回のチェコGPもマルクがリヤにソフトをチョイス
ドゥカティは前後ミディアムですから、普通に考えれば
リヤにマスダンパーを搭載し、ミディアムを履いている
ドゥカティのドヴィジオーゾの方がタイヤの持ちはイイはずですが
実際はそうならなかったですからね。

ソフトであれだけハイペースで逃げられて、しかも
最後までタイヤがきっちり持つんでは他のライダーに
勝ち目はありません。
かつてのミック・ドゥーハンがそうであったように
誰よりも柔らかいタイヤをチョイスして、それで
走りきってしまう。

今年のマルクは元々の速さに加えて、
タイヤマネージメントが出来るようになった。
心の抑制が効くようになってきたように思います。
それが一層の強さに繋がっている。

もう今シーズンに関しては誰か?ではなく、いつか?って
感じになってしまっているな。