ドヴィジオーゾは200戦目
アンドレア・ドヴィジオーゾは
スペインGPがキャリア200戦目となります。
歴代6人目で、イタリアンとしては
ロッシ、カピロッシに次ぐ3人目となります。
彼はキャリア的にはロレンツォやペドロサと
同年代ですが、怪我が圧倒的に少ないので、
出走しているレース数が多い形ですね。
無事これ名馬の典型かも。
GPデビューは2003年でスコット・レーシングから
ホンダのRS125でデビュー。
当時はペドロサがこのクラスを席巻していましたが
彼が250に上がってからはドヴィが頭角を現して
見事に世界王者に輝きましたね。
2005年からは250にステップアップ。
ここでは宿敵ホルヘ・ロレンツォのバトルが
ずっと続きましたね。(ロレンツォは2006年から250)
結果的にロレンツォが2連覇、ドヴィはランキング2位。
これがこの2人のキャリアを分けることになったか。
2人は共に2008年にMOTOGPにステップアップしましたが
ホルヘはいきなりヤマハワークス。
対してドヴィはホンダサテライトのスコット・レーシング。
ホルヘは3戦目でいきなり初優勝を飾りましたね。
ドヴィもスコット・ホンダでの走りが認められて
レプソル・ホンダ入りしたものの、わずか2年で放出。
走ることになります。
その間にロレンツォは世界王者に。
それでもドヴィはロッシが去ったあとのドゥカティの
エースに抜擢され、立て直しを任されることになります。
この仕事は一朝一夕ではありませんでしたが、
彼はこれを見事にやり遂げてドゥカティはトップチームに復活。
しかし、このタイミングでロレンツォがチームに
やってくるとは本人もビックリでしたでしょうね。
こういう経緯からして、去年の2人は近い位置を走ると
特にドヴィが意識してか、結構、レースが壊れるケースが
多かったように思いますね。
ちょっと冷静さに欠けると言いますか・・・。
今年はロレンツォが居なくなったためか、非常に冷静に
シーズンを進めているのが印象的です。
ヨーロッパラウンド緒戦、果たして、今シーズンの主導権を握る
戦いを見せてくれるか。
ドゥカティ悲願のタイトルに届くのか。