色々あったル・マン

まあ、そもそも24時間レースですから
色々あるのは当たり前ではあるんですが・・・。

まずはゼッケン1、TSRについて触れなくては・・。
今回に関しては、少なくとも夜間を除くと
BSタイヤとのマッチングが良くなかったようですね。
とにかく転倒が多く、決勝でも早々に転倒。
これで後退して、追い上げのレース。
追い上げとなるとライダーの判断も難しくなるもので
周回遅れと接触して、転倒。
衝撃でシリンダーヘッドカバーがずれるというトラブルで
エンジンからオイルを噴きました。
幸いにもクランクケースカバーが割れたわけでは無かったので
なんとか修復し、復帰しましたがポイント圏外へ。
結果的に途中段階で獲得できるポイントのみとなりました。
まあ、タイトルに向けては貴重なポイントになりそうです。

同じBSユーザーのYARTはエンジンが止まるトラブルで
ストップ。電気系が壊れてしまった模様。

ホンダ・エンデュランスはポールを獲得
速さはみせつけ、決勝でもトップのSRCカワサキ
迫りましたが、夜間走行で交代したばかりのタイミングで
ランディ・ド・ピニエが転倒。
そこからが凄かった。
ランディは連続走行も絡めて猛然とトップのSRCカワサキ
2番手のSERTを追走。
遂には、トップのSRCカワサキを捉えます。
・・・が、この追撃はそれだけフルブーストで走ったために
燃費が厳しく、最後の最後で燃料が足りなくなる
という苦しい展開に。

結果的にスタートから終始トラブルフリーで走り続けた
SRCカワサキが栄冠を手にしました。
カワサキの頑健さとライダーの安定感、そして
ピレリの強さが見えたレースでしたね。

そのSRCカワサキ、例年、鈴鹿はスキップしてきましたが
今年は日本に来るそうで、どんな走りを見せてくれるのか
今から楽しみです。