一発の速さは健在

ボルドールのポールはSRCカワサキとなりました。
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EWCの予選は3人のライダーの平均タイムで順位が決まりますが
ランディ・ド・ピニエが叩き出したコースレコードは確実に
3人の平均タイムを押し上げる役割を果たしたと言えるでしょう。

鈴鹿のアクシデントで小指を失ったとはいえ、
MOTOGP時代でも見せた一発の速さは健在ですね。

ただ、一発の速さ同様、レースでの不安定さもMOTOGP時代から
変わっていなくって、鈴鹿でも雨の中2周目に転倒
ルマンでも確かスタートまもなく転倒となってますから
まずは、自分のパートをきちんと走りきることも重要ですね。
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決勝に目を移すと
このSRCカワサキとEBR・BMWピレリユーザー。
YARTヤマハTSRホンダがBSユーザー。
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今や世界的にも珍しくなったタイヤのマルチメイクカテゴリーだけに
タイヤ性能も勝敗に大きく響いてきそうです。

ボルドールは日中は20度を越す気温で行われますが
夜には一桁まで気温が落ちるほど寒く
これにタイヤ本数制限とライダーの交代のタイミングが
加わりますから、日が出ている時用のタイヤで走っている
間に日が暮れると、急激に下がる路面温度の中
ライダーが走るケースも出てきます。
そうなると、タイヤのもつ温度レンジの広さが鍵になってくるというもの。

そこに対応するライダーのスキル、注意深さも勝敗を左右しそうですね。
ただ速くはしるだけでは勝てない。

スタートは日本時間の今夜22:00となります。