ジジさんの揺さぶり

またもやジジ・ダリーニャさんが
何やら呟いているようです。

いわく、そろそろMOTOGPの重量制限も
見直してもいいタイミングかも知れないとのこと。

これは現在MOTO2とMOTO3はライダー+マシンの
合計重量で最低重量が規定されているのに対して
MOTOGPに関しては、マシンの最低重量しか規定がされていないことを
指しています。

その背景にあるのは、特に排気量が小さく絶対的な
パワーが少ないクラスほど、ライダーの体重が速さに及ぼす
影響が大きく、その辺の差を無くすための措置という側面が
あります。
対して、MOTOGPマシンは車重が157kgでパワーが
300馬力近くに達するわけで、加速という面に関しては
ライダーの体重の影響は小さいように思われますが・・・。

来季、ドゥカティワークスの一員になるペトルッチ自身が
インタビューで答えていますが、現在のミシュランワンメイクタイヤの
特にリヤの消耗に関してはライダーの体重が如実に影響が
表れていて、身長181cm、体重78kgの彼はハンデを抱えていると。
今年限りで引退したペドロサの体重が51kgですから、単純に
ペトルッチはダニより27kgものウェイトハンデを背負って走っていることになる。
今のミシュランタイヤはこうした体重の差による消耗度合いの
違いがはっきり現れるタイヤってことですね。

特にヨーロッパで使われるソフト目のコンパウンドでは
その傾向がさらに如実になるようです。

ジジさんとしては、そのペトルッチの抱えるハンデを
軽くする意味でもライダー+マシンの込み込みの最低重量に
するべきじゃないか?ってことを言いたいんだと思う。

でもこれってミシュランがもっとハード目の構造の
タイヤを持ち込めば解決する話だとは思う。