霧を晴らせ

不振に陥っているヤマハですが、
見ていると、路面のミューの低いコースでは
上手くタイヤを機能させられない傾向が強いですね。
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電子制御云々もありますけど、
現状見ていると、むしろ、シーズン最初の
エンジンが封印される時点での仕様に誤りがあったのかなと。
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去年のスズキがまさにそれで、シーズン当初
イアンノーネとリンスという新コンビはビュンビュン回る
軽いクランクのエンジンをチョイスしていて、それが結局
シーズン通してトラクションが足りない問題点を抱えることになりました。
スズキはシーズン途中のテストで旧型エンジンをヨーロッパに
空輸して、比較テストを行って問題点を浮き彫りにして以降は
シャシー側で対策して、今年のエンジンはそれを踏まえて
投入しています。

ヤマハが去年のスズキの二の轍を踏んでいる可能性は高いです。
実際、路面グリップの高いコースほど問題は小さくなる傾向は
はっきり出ていますからね。
ただ電子制御っていうバイアスがかかっているがために、問題点の
顕在化が非常に難しくなっているようには思います。

またライバルが例の外付けフライホイールを使用して
エンジンの特性を細かくコースに合わせて適正化していると
すれば、その差が余計に大きく開いて見えてしまっているのかも。
(まあ、去年の自分のチームとのラップタイム差を比較すれば
いいだけだけど)

いずれにせよ、ヤマハは問題点が多すぎて、何が問題なのか
見えないっていう五里霧中の状態なのかも。
で、あればまずはその霧を晴らすことが最初の仕事になってくるのか。