WSSチームの懐事情

現在ポイントリーダーのコルテセから
わずか5ポイント差のランキング2位に
つけているジュール・クルーゼルですが、
次回のポルティマオに参戦できない可能性があるようです。
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というのも彼の所属チームであるNRTヤマハ
もう3ヶ月もクルーへの支払いを行っていないそうで、
今のままだとポルティマオにスタッフが
現れない可能性があるそうです。

チームオーナーの説明によると、スポンサーとの
契約が彼の兄との契約になっていて、その兄が亡くなったことで
契約のあれこれの手続きが出来ていないのがスポンサー料が
降りていない原因だとのことですが、果たして
真偽のほどは分からないところ。
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WSSの場合、コルテセの持ち込みマネーで走らせている
カリオ・レーシングもそうですが、各メーカーの
ヨーロッパ法人の資金的サポートを受けている数チーム
以外はどこも資金難になっているようですね。
(具体的にはGRTヤマハカワサキ・プセッティ、ゴーイレブン・カワサキ
PTRホンダの4チーム)
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実際、GRTヤマハヤマハ・ヨーロッパの資金援助を
受けているわけですが、チームオーナーのミルコ・ジャンサンティに
よれば、今季コルテセがタイトルを獲得し、来季3台目の
R1を走らせる権利を手にしたとしても、走らせるなら
ウチのチームになるだろうとコメントしています。
これはカリオ・レーシングにスーパーバイクを走らせる
資金が無いことを表しています。
それだけどこのチームも財政的に逼迫しているということ。

今年、タイトルが見える所で戦っているクルーゼルだけに
最後まできっちり戦えるようにだけはして欲しいところです。